私たちは、伝統工芸品の製造・販売事業者、産地組合、自治体の方々を対象に、課題の特定・整理と解決方法のご提案を行い、さらにプロジェクトの実行から完了に至るまでのプロセスにおいて責任をもって伴走させていただく専門家集団です。
解決方法をご提案する前に実施する事業・経営診断は無料で対応させて頂きますので、ぜひお気軽にご相談ください。
暮らしの変化に伴う需要の縮退、担い手の構造的な減少と高齢化、原材料・道具の枯渇など、工芸を取り巻く環境は過去数十年の間に厳しさを増し続けてきました。しかしながら近年、手仕事がもつ温かみと美しさが見直され、その価値を求める潮流が世界的に拡大しています。また、人々の価値観や意識が多様化するなか、若い世代においても伝統的なモノ・コトに愛着を覚え、穏やかな働き方やライフスタイルを選択する人々が増えています。いまこそこれらの流れをチャンスととらえ、物流や情報のWeb化など現代テクノロジーをも駆使しつつ、作り手の方々とともに輝かしい工芸の姿を取り戻したい。私たちはそんな想いでこの研究室を始めました。
工芸品が「特別な日のもの」になってしまった現代日本、その様相はまだ暫く変わらない一方、インバウンドによる工芸品の購買、さらには海外の需要者・愛好家に向けた高額商品の輸出増加など、海外需要が急速に拡大しています。
卸や小売の物流業者に依存した販路開拓が主流であった時代が徐々に終わり、検索エンジンやSNS、そしてAIを通じて買い手が自らものを選ぶ時代へとシフトしています。作り手がこれらを活用し、商品や作品を買い手に「見つけてもらう」、さらに「AIに語ってもらう」ことで、需要家と直接繋がれる時代が到来しました。
長く産地を支えてきた問屋・百貨店の機能が弱まり、これらの物流業者を通じた従来の道筋が細くなりましたが、Eコマースが主流になった十数年前より、商品の企画・開発から販路開拓、さらには製作者個人の起業支援までを行う、新たなビジネスモデルを志向する取扱い業者が徐々に増加し、制作者にとっての新たな選択肢が生まれています。
人口減少・流出と高齢化により、地元における担い手や後継者は引続き不足していますが、若い世代で広がる意識変化や価値観・ワーク/ライフスタイルの多様化により、工芸品制作に関心を持つ人口が、都市部では徐々に増えています。また、日本文化への関心の高まりから海外においてもその傾向が生じています。斯かる層を取り込み、オンラインと現場教育両方を組み合わせた多様な育成方法を活用することにより、将来の担い手の一部を確保しうる可能性が拡大しています。
漆、和紙の原料、染料、刃物、釉薬、轆轤——工芸を支えてきた素材や道具の供給網が職人の引退とともに途絶えはじめ、技を支える環境が揺らいできました。その流れを緩和するため、担い手の発掘と育成および新たな購買ルートの開発を、より効率的・効果的に進めるためのネットワークが、Webを活用することにより利用可能になりつつあります。また、工芸分野によっては調達が難しい材料を補うための新素材や新たな製作技術が、現代テクノロジーを活用して生まれています。
「伝統の技と意匠で世界に感動をお届けする、そのお手伝いをさせてください」
何世代にもわたり磨かれてきた伝統の技と意匠、それが生み出す美と趣、その素晴らしさに気づいた人々の輪がいま世界に広がっています。
日本が生み出す手わざの素晴らしさを世界に伝える、そのために必要な打ち手を皆さまと共に考え、実現して参りたいと考えております。
会社員時代は、退職金などの福利厚生や内部統制を通じ、人と組織をつなぐ業務に従事。経営コンサルタントとして独立後、伝統工芸品の高い技術と優れた意匠・様式に魅了される一方、業界を取り巻く環境と将来像に危機感を抱き、その保全と発展への貢献を志して日本工芸ラボ合同会社の設立に参画。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本証券アナリスト協会認定アナリスト、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)、1級色彩コーディネーター
日本工芸ラボ合同会社(Japan Kogei Lab LLC.)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 2F-C
荒木道介