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産地振興の体制づくり

産地を支える取り組みは、実態を数えるところから始まります。名簿の数と、いま動いている先の数は違うからです。ここでは、調査から組織づくりまでの進め方を、ご担当者に向けて整理します。
こんな状態にお心当たりはありませんか
- 域内に何軒の作り手がいるのか、正確には分からない
- 支援の必要は感じているが、何から始めるか決まらない
- 関わる部署や団体が多く、話がまとまりにくい
- 担当が替わるたびに、取り組みが仕切り直しになる
まず、実態を数えるところから
組合の名簿や過去の一覧はあっても、そこに載っている先が、いまも動いているとは限りません。休んでいる、注文を受けていない、代替わりを控えている。数を数えるだけで、支援の設計はずいぶん変わります。
そして調査は、数えるためだけのものではありません。何に困っているかを直接伺う場でもあります。行政から一軒ずつ声をかけられた経験のない事業者は、思いのほか多いものです。
調査で伺っておきたいこと
| 伺うこと | そこから分かること |
|---|---|
| 事業の規模と、工程の分担 | 域内で完結しているのか、外に頼っているのか |
| 後継の見通し | 5年後・10年後に、何軒が残りそうなのか |
| 売上の推移と、いまの販路 | どの打ち手が効きそうか |
| 外部に相談した経験 | これまで支援が届かなかった理由 |
4つ目を落とさないことをおすすめします。制度があっても使われていないとき、その理由は制度の中身ではなく、届き方にあることが多いためです。個々の事業者に何を伺うかは経営・事業診断で何を見るかと同じ考え方です。
組織をつくるのは、続けるためです
単発の事業は、担当が替われば止まります。予算がついた年だけ動き、次の年には誰も引き継いでいない。産地の側から見ると、これがいちばん力を削がれます。
ですから、自治体を中心に、組合・事業者・支援機関が入る場をつくります。集まって報告する会ではなく、決められる場にすること。そのために、誰が事務を持ち、何をどこまで決めてよいのかを先に取り決めます。
私たちがご一緒できること
実態調査の設計から、振興のための組織づくりのご支援まで、専門家がチームで入ります。分野は、プロジェクト統括、WEBマーケティング、DX推進、産学官連携、商品企画、販路開拓、海外進出、補助金活用の8つです。
域内の事業者の方には、無料の経営・事業診断をご案内いただけます。ご担当者から一軒ずつお声がけいただく際の、入口としてお使いいただけます。
よくあるご質問
- 予算がつく前でも、動けるでしょうか
- 実態を伺うところは、大がかりな仕掛けがなくても始められます。むしろ調査の結果があるほうが、次に予算を組むときの材料になります。順番としては、調べてから組み立てるほうが無理がありません。
- 事業者の協力が得られるか不安です
- 「何に困っているか」を尋ねられた経験が乏しい方ほど、話し始めると長くなる、というのが私たちの実感です。答えを持って行くのではなく、伺いに行く姿勢で臨むと、たいてい門は開きます。