5年後・10年後の姿を決める moribito 2026年8月12日

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5年後・10年後の姿を決める

5年後、10年後にどうありたいか。ここが決まっていないと、いまの順番も決まりません。経営・事業診断では、将来の姿を5つの型でお尋ねしています。

こんな状態にお心当たりはありませんか

  • 続けたい気持ちはあるが、先の姿を描けていない
  • 家族や職人と、思い描く先が違う気がしている
  • 規模を大きくするか、いまを保つかで迷っている
  • 選ぶと後戻りできない気がして、決められない

5つの型と、先に来るもの

5年後・10年後の姿 先に来る課題
いまの規模と体制を保ちながら、確実に続けていく 担い手と設備。続けるための足元
これまでとは違う顧客層に向けた商品をつくる 商品と、届ける先
体験や教育、文化の発信を担う拠点になる 受け入れる人手と場所
海外市場へ出て、国際的に知られる存在をめざす 海外向けの商品と、伝える言葉
生産体制を強化し、規模を大きくしていく 設備と資金、そして人

右の列は、一般的な考え方として置いたものです。実際にどこから手をつけるかは、いまの状況によって変わりますので、ご一緒に確かめます。

選ぶと、同じ課題でも中身が変わります

たとえば「担い手が足りない」という同じ一文でも、めざす姿によって求める方が変わります。いまを保つのであれば、いまの工程を引き継げる方です。規模を大きくするのであれば、増える前提で組み立てられる方です。体験や発信の拠点をめざすのであれば、外の方に説明できる方が要ります。

求める方が違えば、迎え方も、育て方も変わります。先を決めずに人を探し始めると、来ていただいたあとで噛み合わないことが起こります。担い手の話そのものは第3章 担い手と事業承継で扱います。

あとから変えてかまいません

一度選んだら変えられない、というものではありません。実際、数年のあいだに状況は動きますし、動いたら選び方も変わります。

見返すときは、選んだ型が正しかったかを問うのではなく、この一年でその姿に近づいたかどうかを見ます。近づいていないのであれば、型が合っていないのか、手が足りていないのか、どちらかです。この2つを分けて考えると、次の一年の組み立てが変わります。

ただし、選ばないままだと順番が決まりません。仮でよいので、いまの気持ちに近いものをひとつ置いてみてください。置いたうえで、年に一度は見返します。海外を視野に入れる場合の順番は第10章 海外へに、新しい顧客層に向かう場合は第4章 商品をつくるにまとめています。

よくあるご質問

現状維持は、消極的な選択でしょうか
そうは考えていません。保つと決めることは、続けるための積極的な選択です。保つと決めた瞬間に、守るべきものと、手放してよいものがはっきりします。かえって順番は決めやすくなります。
家族や職人と意見が合いません
5つの型を先に並べて、それぞれがどれを選ぶかを出し合ってみてください。漠然と話し合うより違いが具体的になり、どこで意見が分かれているのかが見えます。その場に第三者が要る場合は、ご一緒します。

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