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ホームページに何を載せるか

サイトはあるけれど、そこから話が始まらない。よくうかがうお困りごとです。足りていないのはページの数ではなく、買い手が判断するための材料であることがほとんどです。何を載せ、どの順で置くかを整理します。
こんな状態にお心当たりはありませんか
- サイトはあるが、そこからのお問い合わせがほとんど無い
- 載せているのは、会社の沿革と品物の写真だけである
- 最後に中身を直したのが、いつだったか思い出せない
- 自社のサイトを、スマートフォンで通して見たことがない
会社案内と、買い手が見るものは違います
多くの作り手のサイトは、会社案内の形で組まれています。社名があり、沿革があり、品物の写真が並びます。まちがってはいないのですが、はじめて訪れた方が知りたいのは「なぜ、この作り手から買うのか」のほうです。沿革だけでは、その問いに答えたことになりません。
サイトを、その問いに答えるための道具だと考え直すと、載せるものが変わってきます。会社を説明する場ではなく、読み手が判断するための材料を置く場になります。なぜ画面の側が入口になったのかはWEBとAIで「選ばれ方」が変わったにまとめています。
品物の説明だけでは、決め手になりません
似た品物は、たいてい他にもあります。写真と寸法と値段だけを並べると、読み手が比べられるところがそこしか無くなります。値段の比較に持ち込まれたとき、手仕事の側はどうしても不利になります。
そこで効いてくるのが、品物の背景です。どういう技法で、どれだけの手数をかけ、誰が作っているのか。その産地で、なぜその仕事が続いてきたのか。これらは他の品物に移せません。値段だけの比較から抜けるための、いちばん確かな材料です。
| 載せるもの | 読み手が受け取ること |
|---|---|
| 技法と工程 | この手間は、簡単には真似されない |
| 産地の背景 | ここでなければ成り立たなかった理由 |
| 作り手の姿 | 誰から買うことになるのかが分かる |
| 使い方と手入れ | 買ったあとの暮らしが想像できる |
産地の来歴の語り方は産地の物語をどう語るかで、写真の用意は写真をどう用意するかで扱っています。
来た方が次に何をするかを、決めておく
材料が揃っていても、次の一歩が置かれていなければ、読み手はそこで終わります。誰が、どこから来て、何を見て、どう動くのか。この道筋を、ページごとに一つずつ決めておきます。
- 読み手を絞る業務で使う品を探す方と、贈りものを探す方とでは、見たい中身が違います
- 入口ごとに、最初に開くページを決める検索から来た方とSNSから来た方とでは、知っていることの量が違います
- 進んでほしい先を一つに絞るお問い合わせ、来訪のご予約、通販のどれへ向かうのかを決めます
通販の窓口を持つかどうかの判断はECを始める前に決めることに、販路ごとの役割の違いは販路の種類と使い分けにまとめています。
続けられる頻度を、先に決める
更新の止まったサイトは、読み手に「いまは動いていないのだろうか」と思わせます。現に作り続けておられるのに、そう見えてしまうのはもったいないところです。
とはいえ、毎日書くと決めれば、まず続きません。月に一度でも、続けられる形をあらかじめ決めておくほうが、結果として長く保てます。何を書くかも型を決めておくと、書き出すたびに迷わずにすみます。
小さな画面で、一度通して見る
いまは小さな画面で見られることのほうが多く、文字が小さい、押しにくい、写真が重いといったことが、そのまま離脱につながります。ご自身のスマートフォンで一度通して見ておくことをおすすめしています。
よくあるご質問
- サイトは作り直したほうがよいのでしょうか
- 作り直す前に、いまのサイトに何が書かれていないかを並べてみることをおすすめしています。足りないのが中身であれば、器を替えても同じことが起こります。書き足してみて手ごたえが無いときに、はじめて作り直しをお考えになる順序でよいと考えています。
- 文章を書くのが苦手です
- 店頭やお電話で繰り返し尋ねられることを、質問と答えの形で書き出すところから始めてみてください。すでにお答えになっている中身ですので、新しく考える必要はありません。うまい文章であることより、正確であることのほうが役に立ちます。